早期退職と再就職について考える。
早期退職について考えたいと思います。
最近日系の企業を中心に早期退職を募っている企業が増えてきました。
いわゆる「リストラ」ですが言い方を変えているだけです。
www.nikkei.com
なぜここまで増えているのか、
早期退職を募る理由は2つあります。
①事業の立て直し
②会社の若返り
鳥居薬品なんかはいい例じゃないでしょうか。
【鳥居薬品】281人が早期退職に応募‐MRは300人まで削減へ|薬事日報ウェブサイト
MRさんって日当だけで年間60万円くらいになるし、手当も充実しているし、20代で500~600万円稼ぐ人がざらにいます。
基本的に日系の製薬会社は年功序列なので、何も考えなくても過ごしていれば自然と年収が上がっていくような仕組みを取っています。
なので、40歳くらいの中堅層になるとある程度の金額を貰っているはずです。
結果を出している社員ならまだいいですが、結果を出さない社員は厳しい評価が待っています。
若手に比べるとフットワークも重いし、いう事聞かないし、給料高いのに結果出さないし…
ということで結果を出さない社員はバンバン切られてしまい、抜けた穴は新卒で補うという構造が出来上がるのです。
新卒の方が給料は安いですが、1年くらい育てればある程度結果を出すようになるし
他の業界と比較すると給料の水準は高いのでしばらくは辞めないだろう…という考えじゃないでしょうか。
新卒だと素直で会社に従順ですからね(笑)
こうして40歳以上の会社員は淘汰されるようになります。
では、早期退職によって会社を去った人に仕事はあるのでしょうか。
私は「ある」と思っていますが、きっと今まで通りにスーツを着て600万円そこそこのお給料をもらえるようなお仕事はないのではと思っております。
前職で活躍できない人が同じ業界で会社が代わったからと言って活躍できる可能性は非常に少ないと思います。
人事的な面でお話させてもらうと、よっぽどの即戦力でないそこそこの方を採用することはリスクでしかありません。
ましてや1社で10年以上働いている人は前職でのやり方に固執している可能性が高いので、
新しい環境に馴染めないのではないか…など考えてしまいます。
期待以上に成果を出せる人材は引き合いにあいますが、それ以外はキャリアチェンジをするしか方法はないと思います。
今日のニュースピックスで大前研一さんが給料を上げるためには「常に勉強をする必要がある」という話をしていましたが、
まさしくその通りで成長をしたいと思わない社員ほどどんどん淘汰されていく世の中になってきていると感じます。
転職をお考えの方に関してはまずは人材紹介会社などでキャリアの相談をすることから始めることをお勧めします。
例えば
MIIDAS(ミイダス)
なら自分の価値判断ができるので、今後のキャリアを考えたときに自分が必要なものも分かるかもしれないです。
ミイダスは複数の質問を入力することで自分の市場における価値判断をしてくれます。
希望をすれば企業からのオファーももらうことができます。
とはいえ、企業は正社員を欲しがるものです。
キャリアスタート
はフリーターの就職支援をしているので、自身のキャリアが心配な方は相談してみてもいいですね。
専門領域の人材紹介会社もかなりあるので自身のあったものを選択したほうがいいです。
大手が必ずしも良い案件を紹介してくれるとは限りません。